2005年3月25日から9月25日までの185日間,2005 年日本国際博覧会(愛・地球博)が愛知県名古屋東部丘陵で開催さ れました. 愛・地球博が終ってからまもなく2年.博覧会長久手会場は「愛・ 地球博記念公園(愛称モリコロパーク)」として再開園した後,次々 と整備が進んでいます.例えば,愛・地球博記念館(旧迎賓館), 温水プール,アイススケート場(旧グローバルハウス),大芝生広場 (旧愛・地球広場),日本庭園,西駐車場,林床花園,親林楽園な どが新たに再開園しました. 特別記念局8J2AIがあったわんパク宝島パビリオンも,すでに 「愛知県児童総合センター」として再開園し,多くのイベントが開 催されています. 東海地方本部では全国から集まった参加者や多くのボランティアの 心の中に愛・地球博の記憶をいつまでもとどめておくために,「愛・ 地球博記念コンテスト」を実施します. 前回の「第1回愛・地球博記念コンテスト」で多くのご意見をいた だき,すべてではありませんが,今回の「第2回愛・地球博記念コ ンテスト」に反映させていただきました. まだ始まったばかりのコンテストですので引続き規約等について意 見募集を行い,次回以降の規約作成の参考にさせていただきます. 「愛・地球博記念コンテスト」はみなさんと一緒に作るコンテスト です.ぜひ参加してご意見をお寄せ下さい. なお,「愛・地球博記念コンテスト」は管外局同士の交信も有効な 全国型コンテストです.愛・地球博を思い出しながら,コンテスト に参加してはいかがでしょうか. ●主な変更点 ・開催時間を「9月22日21:00から23日12:00(JST)」 へ変更しました. ・「モリゾー&キッコロ種目」を新たに設定しました.なお,今回の みですが,「モリゾー&キッコロ種目」参加した局から抽選で名古 屋港開港100周年PRマスコットキャラクター「ポータン」グッ ズを贈ります. ・「QRP種目」を新たに設定しました. ・電信のみまたは電話のみでも電信電話部門へ参加できるようにし ました. ●森の精「モリゾー」と「キッコロ」について 愛・地球博の公式マスコットキャラクターである「モリゾー&キッ コロ」は,閉幕と共に,愛・地球博の認知を高めるという大きな役割 を終え,「森」に帰りましたが,再登場を願う要望が多く,「モリ ゾー&キッコロ」も、皆さんを懐かしみ、新たな役割に張り切って いるそうなので、愛・地球博の理念を継承・発展させるという新た な役割の実現のために、再び公式の場に登場しています. モリゾー:「愛・地球博は閉幕したけれど,どうやら物語の第2章が 始まるようじゃ.時々,わしの出番もありそうじゃな.どうじゃキッ コロ,ゆっくり休んだし,愛・地球博で友達になったたくさんの子 供たちにも会えるぞ・・・」 キッコロ:「みんなに会えるんだね,おじいちゃん!うれしいなぁ, うれしいなぁ」 -------------------------------------------------------------------------------- 第2回愛・地球博記念コンテスト規約 主催: JARL東海地方本部 後援: 中日新聞社 期間: 平成19年9月22日(土)21:00〜23日(祝)12:00(JST) 参加資格: 日本国内の陸上で運用するアマチュア局およびSWL 使用周波数帯: JARLコンテスト使用周波数帯,1,9MHzバンド, および1200MHz以上の各アマチュアバンドとします.なお,1.9MHzバ ンドは1907.5〜1912.5kHzを使用し,1200MHzバンド以上は総務省告 示の「アマチュア業務に使用する電波の型式及び周波数の使用区別」 によるものとします. 部門: ・電話部門(※1) ・電信部門 ・電信電話部門(※2) 参加部門・種目・コードナンバー: 部門 種目名称 コードナンバー ------------------------------------------------------------ 電話 シングルオペ(※3) オールバンド PA HFローバンド(※4) PHL HFハイバンド(※4) PHH HFバンド PHF 50MHzバンド以上 PVU マルチオペ オールバンド PMA モリゾー&キッコロ(※5,6,7) PMMK 電信 シングルオペ(※3) オールバンド CA 1.9MHzバンド C19 HFローバンド(※4) CHL HFハイバンド(※4) CHH HFバンド CHF 50MHzバンド以上 CVU マルチオペ オールバンド CMA 電信電話 シングルオペ(※3) オールバンド XA 3.5MHzバンド X35  7MHzバンド X7 14MHzバンド X14 21MHzバンド X21 28MHzバンド X28 50MHzバンド X50 144MHzバンド X144 430MHzバンド X430 1200MHzバンド以上 XG HFローバンド(※7) XHL HFハイバンド(※7) XHH HFバンド XHF 50MHzバンド以上 XVU QRP(※7,8) XQRP SWL(※7) XSWL マルチオペ オールバンド XMA ジュニア(※6,7) XMJ ※1:電話部門の各種目は,空中線電力20W以下(HF帯は10W以下) とし ,電力を低減して参加することを認めます. ※2:電信電話部門は,電信のみまたは電話のみの交受信でも参加 することができます. ※3:シングルオペは,コンテスト中の運用に関わるすべてのこと (ログ記入,重複交信,マルチのチェック,設備操作など)を一人 で行うものとし,それ以外はマルチオペとします.電話やネットな どでコンテストに関する情報を入手した場合や,マイクコントロー ルなど第三者の助けを借りて運用した場合,同一周波数を複数の局 で相互に譲り合いながら運用した場合はマルチオペとみなします. ※4:HFローバンドは,1.9MHzバンド,3.5MHzバン ド,7MHzバンドを使用し(ただし,1.9MHzバンドは電話 不可),HFハイバンドは14MHzバンド,21MHzバンド, 28MHzバンドを使用することとします. ※5:モリゾー&キッコロ種目(以下,モリコロ)は20才以下の 子と,その父母または祖父母の2名で,子のコールサインを使って 参加するマルチオペ種目で,次の条件を満足する場合にのみ参加で きます.それ以外はオールバンドとして扱います. ・23日00:00〜06:00(JST)の間の運用は除きます. ・2波以上の電波の同時発射は禁止します. ・空中線電力は20W以下(HF帯は10W以下)とし,電力を低減して参加することを認めます. ・運用する者は子の無線局免許状の範囲内で無線機を操作すること. ※6:モリコロおよびジュニアは,年齢が20歳以下のオペレータの 運用による交信局数が全体の80%以上であるものとします. ※7:モリコロ,QRP,SWLおよびジュニアは使用するバンド 数に関係なくオールバンドにエントリーしたものとみなします. 1200Hzバンド以上およびSWLは,使用するバンドに制限はありま せん. ※8:QRPは,空中線電力5W以下とし,電力を低減して参加す ることを認めます. 交信方法: 1.呼び出し ・電話の場合:「CQ AIコンテスト」(またはCQ 愛コンテスト) ・電信の場合:「CQ AI TEST」 2.コンテストナンバー交換: 次のナンバーを交換します. RST符号による相手局のシグナルレポート 自局の運用場所を示 す都府県支庁ナンバー (例1):相手局のシグナルレポートが「59」,自局の運用場所が 愛知県「20」の電話によるコンテストナンバーは「5920」とします. (例2):相手局のシグナルレポートが「599」,自局の運用場所が 東京都「10」の電信によるコンテストナンバーは「59910」とします. 交信上の禁止事項: ・クロスバンド,クロスモードによる交信 ・コンテスト中の運用場所の変更 ・シングルオペおよびモリコロの同一または異なるバンドにおける電波の同時発射 ・マルチオペ(モリコロを除く)の同一バンドにおける2波以上の電波の同時発射 ・マルチオペの複数地点からの運用 ・レピータ等による中継交信 ・JARLコンテスト使用周波数帯からの逸脱 得点およびマルチプライヤ: ・アマチュア局 ・得点 連絡設定後,前に定めるコンテストナンバーの交換が完全に 行なわれた交信について次の得点とします.ただし,同一バンドに おける重複交信(同一局との2回以上の交信をいいます.以下同じ) は,電信,電話それぞれ1交信ずつ得点とすることができます. ・交信相手局が東海4県内(静岡,岐阜,愛知,三重)で運用する局の場合:2点 ・それ以外の場合:1点 ・マルチプライヤ 完全な交信を行なった相手局の運用場所を示す異なる都府県 支庁とします.ただし,バンドが異なれば同一都府県支庁であって もマルチプライヤとします. ・SWL ・得点 送信および受信局の呼出符号並びに送信局のコンテストナン バーの完全な受信について次の得点とします.ただし,同一バンド における重複受信(同一局を2回以上受信することをいいます.以 下同じ)は,電信,電話それぞれ1受信ずつ得点とすることができ ます. ・送信局が東海4県内で運用する局の場合:2点 ・それ以外の場合:1点 ・マルチプライヤ 完全な受信を行なった相手局の運用場所を示す異なる都府県 支庁とします.ただし,バンドが異なれば同一都府県支庁であって もマルチプライヤとします. 総得点の計算方法: ・シングルバンドの場合: (当該バンドにおける得点の和)×(当該バンドで得たマルチプライヤの和) ・上記以外の場合: (各バンドにおける得点の和)×(各バンドで得たマルチプライヤの和) 書類の提出: ・JARL制定の「サマリーシート」および「ログシート」 (また は同形式のもの)を使用し,サマリーを一番上にし,左上 をホチキ スなどで留めること(用紙はA4に限る.旧B5様式は 使用できま せん). ・移動運用して参加した局は,運用場所を市区町村名まで明記 する こと. ・マルチオペ,モリコロの場合, コンテスト中に運用した者の姓名 (またはコールサイン),無線 従事者資格, 続柄(モリコロのみ) および年 齢(モリコロの子およびジュニアのみ) を意見欄に明記 すること(同欄に全部記入できない場合は,サマ リーシートの裏面 または別用紙(他の書類と同サイズとします)に記入すること. ま た,ログシートには交信ごとに運 用した者の名前を記入すること. ・書類は前出の種目のうち,いずれか1種目のみに提出するこ と. もし,2以上の局で参加したときは,そのいずれかの1局に 限りま す. ・入賞対象局について,次に掲げる資料等の提出を求める場合 があ ります. ・重複する交信または受信局およびマルチプライヤの確認資料 (チェックリスト)  ・交信または受信時に記入したログ(オリジナルログ)  ・送信機の名称,測定出力など運用時のデータ 提出締切日 平成19年10月14日(消印有効) 提出先: 郵送で送る場合: 〒470−0391 豊田北郵便局私書箱20号 JA2RL「愛・地球博記念コンテスト」係 (「コンテストログ在中」と朱書) 電子メールで送る場合: tokai-log@isotope.iso.sist.chukyo-u.ac.jp 注意:電子メールで書類を提出する場合には, JARL主催コンテスト の電子ログと同形式とし,ログは運用バン ドごとにまとめ,添付書 類ではなくメール本文に貼りつけること. 賞,参加証: ・各種目の書類提出局の数に応じ,10局以下の場合1位のみ, 11〜 20局の場合1位と2位,21局以上の場合1〜3位まで の局,お よび東海4県(静岡,岐阜,愛知,三重)の各県第1位 の順位のJ ARL会員局に賞状を贈ります. ・各種目において,前項に重複せず,かつ,上位30%以内の 各コー ルエリア第1位の順位のJARL会員局にも賞状を贈ります. ・電話および電信電話シングルオペ,電信シングルオペ,マルチオ ペにおける東海4県・2エリア外の5区域ごとの最高得点局 (JA RL会員に限る)には中日新聞社賞を贈ります. ・参加証: サマリーシートなどを提出する際,返信用封筒(住所,氏名,呼 出符号(局を開設している方),郵便番号を明記し,80円切手を貼っ た120mm×235mmの定型封筒)を同封したアマチュア局 (SWL)には,参加証を発行します. 電子メールで書類を提出した 場合は別途封筒を送付してください. ・(今回のみ)名古屋港開港100周年記念特別記念局8J2CN P(予定)とのタ イアップ: モリコロ種目に参加した局の中から抽選で1局に名古屋港開港1 00周年PRマスコットキャラクター「ポータン」特製ぬいぐるみ と貝殻型メモ帳セットを贈ります.また,参加局全員の中から抽選 で5名に貝殻型メモ帳を贈ります.当選は発送をもってかえさせて いただきます.(協力:名古屋港管理組合) 失格事項等: ・次の事項は,失格とします. 1.同一バンドにおいて,重複する交信または受信局数がログ シー トに記載されている交信または受信局数の2%を超えてお り,かつ, その重複する交信または受信局を得点としている場 合.  2.ログシートに記載されている交信または受信局のコールサ イン 等について審査の結果,明らかに虚偽の記載が認められた 場合. 3.2種目以上に書類を提出した場合. 4.この規約に定める事項に違反した場合. ・鉛筆書きによる書類は書類不備扱いとします. ・前項の2.およびコンテスト結果に対して異議の申し立てを受 け, 裁定の結果失格となった局は,失格の日から3年間は東海地 方本部 主催コンテストに参加しても入賞を認めません. ・参加局は,コールサイン,氏名等が結果発表の際に公表さ れるこ とがあるのでその旨了承すること. 問合せ: 提出先までSASE,またはE-mail (tkitst@isotope.iso.sist.chukyo-u.ac.jp) ・ホームページ (http://isotope.iso.sist.chukyo-u.ac.jp/tkitest/)で